「!」
彼の静かな言葉を聞いて、俺はまわりを見まわす。
ペットボトルで作った大きなオブジェ、木をくり抜いた小さな彫刻、新聞紙などの廃材で作った作品もあるし、パソコンの中には俺の作った動画もある。

俺は思わず、ハハッと笑ってしまった。

「このお団子、本当にうまいね」
「よかった」
「そう言えばおまえ、ずんだって知ってる?」
「うん」

「枝豆のあんこらしいけど、何だかおいしそうだよな。食ったことないけど」
「今度、作ってみる」
「やった!」

そして、
俺たちは、また、真夜中に出会うのだろう。