3人が座ると、私はリビングに向かった。冷蔵庫からジュースを取って、コップへそそぐ。おかしも持って、自分の部屋へ。ドアを開くと、みんながしゃべっていた。
「ねーえ、恋バナとかするう?」
にやにやしながらリンルンは楽しそうに言った。
「えっ?」
ももは顔を真っ赤にしている。たまはヒマそう。
「さては、好きな人いるなあ?」
リンルンがさらににやにやしながら聞く。
「い、いな…くはない?」
小さな声でぼそっとももが答えた。
「くはない?」
リンルンがももが言ったことを繰りかえした。
恋バナで盛りあがっている中、私はテーブルにおぼんを置いた。
「だ〜れ〜?」
リンルンがどんどんももに近づいていく。
「あ!おかしとジュースありがとねっ。」
話をそらすように、リンリンからも目をそらした。それからはおかしとジュースを共に、みんなでしゃべった。気がついたら、5時を過ぎていた。みんなと別れてから、私はふと考えた。