〇アパートの一室、悠人の部屋、昼(前話と同様)
紗代はタオルと氷嚢を手に持ってゆっくり体を起こす
悠人はそれに気づいて手伝ってくれる
紗代「本当に悠人なんだね……」
悠人「気づかねーのも無理はねーけどな。」
悠人はベッドの淵を背にして床に座る
紗代に背を向けて座っている
紗代からは悠人の横顔が見える
沈黙が5秒くらいある
悠人「親が離婚して、急に引っ越さなきゃいけなくなった。転校した先の中学がめちゃくちゃ荒れててさ。これはその結果。」
悠人は金髪の毛先を持ち上げる
悠人「転校してやられっぱなしのときはキツかったけど、お前に無視される方がキツいわ。」
紗代「仕方ないでしょ。全然違うんだから。」
悠人「まーな。」
俯く紗代
少しだけ沈黙の時間がある
悠人「なぁ、紗代?」
思わせぶりに悠人が振り返る
紗代は小さくビクッとする
中学時代とは違う悠人の色気を感じる
紗代(今まで名前で呼ばれてもなんとも思わなかったのに!どうしてそんなに優しく囁くのよ!)
悠人は紗代をじっと見つめてくる
紗代はドキドキしてくる
紗代(な、何!?なんなの!?)
見つめてくる悠人から目を逸らすことができない紗代
悠人はジリジリ紗代に近づいてくる
紗代(待って待って!この展開って!!?)
紗代は目をつぶってしまう
紗代はタオルと氷嚢を手に持ってゆっくり体を起こす
悠人はそれに気づいて手伝ってくれる
紗代「本当に悠人なんだね……」
悠人「気づかねーのも無理はねーけどな。」
悠人はベッドの淵を背にして床に座る
紗代に背を向けて座っている
紗代からは悠人の横顔が見える
沈黙が5秒くらいある
悠人「親が離婚して、急に引っ越さなきゃいけなくなった。転校した先の中学がめちゃくちゃ荒れててさ。これはその結果。」
悠人は金髪の毛先を持ち上げる
悠人「転校してやられっぱなしのときはキツかったけど、お前に無視される方がキツいわ。」
紗代「仕方ないでしょ。全然違うんだから。」
悠人「まーな。」
俯く紗代
少しだけ沈黙の時間がある
悠人「なぁ、紗代?」
思わせぶりに悠人が振り返る
紗代は小さくビクッとする
中学時代とは違う悠人の色気を感じる
紗代(今まで名前で呼ばれてもなんとも思わなかったのに!どうしてそんなに優しく囁くのよ!)
悠人は紗代をじっと見つめてくる
紗代はドキドキしてくる
紗代(な、何!?なんなの!?)
見つめてくる悠人から目を逸らすことができない紗代
悠人はジリジリ紗代に近づいてくる
紗代(待って待って!この展開って!!?)
紗代は目をつぶってしまう