長いキス...

一向に離れる気配がないと思ったら、急に身体を引き離された。

掴まれていた手が離され、セイラは衝動でルカの頬を思いっきり叩いた。

「なんてことするの...!」

セイラは気づけば大きい声を出していた。

叩かれた頬にルカはそっと手を添え、唖然としていた。

セイラは困惑と怒りで涙を流した。

最悪...好きでもない男と....

セイラはルカを後にして走って部屋を出た。



ねえ、恋の神様

私、急にキスをされて嫌だったの。

でもそれだけじゃない...

ルカとキスした時、とってもドキドキしたの。

胸が痛くて...苦しくて...

ねえ、恋の神様

どうしよう、私...

恋をしちゃったかもしれない