「思い出せたならよかったです。

さっ、
早くご準備なさってください。

儀式の時間に遅れてしまいますよ?」


「そうですね、
急いで支度しますっ!」


儀式が終わるとようやく私語が解禁された。


「吉宗様お久しぶりです!

少しは私、
吉宗様に似合う女性になれてますかっ?」


「さすが理子だな。

相変わらずの性格をしている」


「それどういう意味ですかっ⁉︎

私のこと馬鹿にしてます?」