そして、婚礼の日当日。
「顕子さま。
初めまして、
私は顕子さまの夫になる徳川家綱です。」
しっかりしていそうな彼にムカついて
私は悪態をついた。
「私は顕子さまなんかじゃありませんわ。
だって私は公家の姫なんですもの。
武家なんかと一緒にしないでくれます?
どうせ呼ぶのなら顕子女王とでも呼んでください」
「ハハハ、
これは失敬、
顕子女王これからよろしくお願いします。」
「わかりましたわ」
へー
将軍てこんなものなのね。
てっきりもっとプライドが高くて偉そうな人だと思っていたわ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…