◯『S.make』専有ラボ
T『インターン2日目』
『ラボ見学』
白衣を来た杏璃と咲也。
ラボで実際にコスメの試作品をつくる様子を見学している。
咲也の表情から相当な興奮が伝わる。
◯大会議室
T『社内プレゼン見学』
各部署の責任者、担当者がそろい、新商品についてのプレゼンを行う。
端の席で杏璃と並んで見学する咲也。手にはメモを持ち、熱心に書き込んでいる。
その様子を優しく見守る杏璃。
◯商業施設・化粧品売り場
T『現場視察・トレンドリサーチ』
実際に商品を卸している店舗に赴く。
美容アドバイザーのスタッフとも和気あいあいと喋る咲也。
買い物客にもにこやかで、アドバイザーとともに熱心にプレゼンをしている。
実際にメイクを施すと、客は大喜びで商品を購入していく。
○『S.make』ミーティングルーム
インターンの打ち合わせをしたのと同じミーティングルームで、向かい合って座る杏璃と咲也。
午前中の業務についてレポートをまとめている。
仲の良い姉弟のようにほのぼのした空間。
咲也「唐沢さん、ちょっと聞いてもいいですか?」
杏璃「(自身もキーボードを叩きながら)なに?」
ノートパソコンに入力をしながら、杏璃に質問する咲也。
杏璃が答えようと身を乗り出したとき、ドアをノックする音が響く。
入室したのは課長の近藤千秋。
にやにや笑いながら杏璃と咲也を見比べる。
千秋「ずいぶん仲良くなったじゃない。妬いちゃうわよ」
冗談めかした口調で言い、杏璃の腕をツンツンとつつく千秋。
咲也は照れたように笑い、杏璃はふっと目をそむける。
杏璃「急ぎの仕事ですか?」
千秋「わざわざ様子を見に来てあげたのに、可愛くないわねー」
ふてくされたような表情をした千秋、すぐにクスクス笑い出す。
千秋「あなたたち、今ちょっと社内で有名よ。見た目も中身も正反対の凸凹コンビって」
杏璃「なんですか、それ」
うんざりした顔で嘆息をつく杏璃。
咲也は反対に嬉しそうに目を輝かせる。
咲也「僕と唐沢さんがコンビだなんて、恐れ多いです」
千秋「(にっこり笑う)うんうん、天野くんは素直でよろしい!」
「(ちらっと杏璃を横目で見る)一方、唐沢は」
ノートパソコンを閉じ、立ち上がる杏璃。
杏璃「ランチ行ってきまーす」
咲也「あっ、待ってください、唐沢さん!」
「(急いでパソコンをしまう)僕も一緒に行きますー!」
ミーティングルームを出ていく杏璃、あとを追いかける咲也。
見送る千秋の目線では、咲也が飼い主を追いかける忠犬のように映っていた。
T『インターン2日目』
『ラボ見学』
白衣を来た杏璃と咲也。
ラボで実際にコスメの試作品をつくる様子を見学している。
咲也の表情から相当な興奮が伝わる。
◯大会議室
T『社内プレゼン見学』
各部署の責任者、担当者がそろい、新商品についてのプレゼンを行う。
端の席で杏璃と並んで見学する咲也。手にはメモを持ち、熱心に書き込んでいる。
その様子を優しく見守る杏璃。
◯商業施設・化粧品売り場
T『現場視察・トレンドリサーチ』
実際に商品を卸している店舗に赴く。
美容アドバイザーのスタッフとも和気あいあいと喋る咲也。
買い物客にもにこやかで、アドバイザーとともに熱心にプレゼンをしている。
実際にメイクを施すと、客は大喜びで商品を購入していく。
○『S.make』ミーティングルーム
インターンの打ち合わせをしたのと同じミーティングルームで、向かい合って座る杏璃と咲也。
午前中の業務についてレポートをまとめている。
仲の良い姉弟のようにほのぼのした空間。
咲也「唐沢さん、ちょっと聞いてもいいですか?」
杏璃「(自身もキーボードを叩きながら)なに?」
ノートパソコンに入力をしながら、杏璃に質問する咲也。
杏璃が答えようと身を乗り出したとき、ドアをノックする音が響く。
入室したのは課長の近藤千秋。
にやにや笑いながら杏璃と咲也を見比べる。
千秋「ずいぶん仲良くなったじゃない。妬いちゃうわよ」
冗談めかした口調で言い、杏璃の腕をツンツンとつつく千秋。
咲也は照れたように笑い、杏璃はふっと目をそむける。
杏璃「急ぎの仕事ですか?」
千秋「わざわざ様子を見に来てあげたのに、可愛くないわねー」
ふてくされたような表情をした千秋、すぐにクスクス笑い出す。
千秋「あなたたち、今ちょっと社内で有名よ。見た目も中身も正反対の凸凹コンビって」
杏璃「なんですか、それ」
うんざりした顔で嘆息をつく杏璃。
咲也は反対に嬉しそうに目を輝かせる。
咲也「僕と唐沢さんがコンビだなんて、恐れ多いです」
千秋「(にっこり笑う)うんうん、天野くんは素直でよろしい!」
「(ちらっと杏璃を横目で見る)一方、唐沢は」
ノートパソコンを閉じ、立ち上がる杏璃。
杏璃「ランチ行ってきまーす」
咲也「あっ、待ってください、唐沢さん!」
「(急いでパソコンをしまう)僕も一緒に行きますー!」
ミーティングルームを出ていく杏璃、あとを追いかける咲也。
見送る千秋の目線では、咲也が飼い主を追いかける忠犬のように映っていた。