「じゃあ駅まで大丈夫ね。」

「はい」

「あっこれ、おじさんの眠気防止料よ」

そう言って、かたわらのミネラルウォーターを、ほいと渡してくれた

「じゃあね。バイバイね。」

「ありがとうございます」

私は、ぺこんとお辞儀をして別れた。


その夜も、次の夜も

眠れ無かった

全部の夜は

繋がって

いる