〇学生食堂(昼休み)
鈴華は普通の高校生チャレンジをしようと、学食に訪れていた。
六条 鈴華(学食というものにチャレンジですわ!! カレーやうどん、食べてみたいものがたくさん)
ルンルンで歩き出すも、途中で気づいてしまう。
六条 鈴華(はっ!? 頼み方がわからない!!)
そこはポジティブ、たまたま隣に立っていた人に質問をする。
六条 鈴華「あの・・・学食はどう頼めばよいのでしょう?」
皆月 恭吾「げ、六条 鈴華」
六条 鈴華「あ、やっぱり結構ですわ」
それが恭吾だったので鈴華はあからさまに不機嫌顔になり、そっぽ向く。
皆月 恭吾「くそ、これじゃなんも出来ねー」
恭吾は焦ったようにその場から立ち去った。
六条 鈴華(えっと、皆さんお金を入れてますわね)
周りを見ながら鈴華は学び取る。
だが再び現実の壁にぶつかる。
六条 鈴華(お、お金がありませんわー!!)
ショックを受ける。
六条 鈴華(今まで人任せにしすぎましたわ。 執事なしの生活がこんなに大変だとは)
六条 鈴華(どうしましょう。 お友達もまだ出来てませんし・・・)
高山 陸斗「何してるの?」
困り果ててウロウロしていた鈴華に呆れた様子で陸斗が声をかけた。
鈴華は目を輝かせて鈴華を見上げる。
六条 鈴華「陸斗っ!! こんなところでお会い出来るなんて運命ですわね!?」
高山 陸斗「学内だし」
あくまで冷静な陸斗。
高山 陸斗「で、何してるの? 学食食べるのか?」
六条 鈴華「そのぉ・・・お金が」
高山 陸斗「お金?」
六条 鈴華(持ってないとは言いにくいですわ。 それこそ世間知らずと言われそうで・・・)
恥ずかしいところは見せられない乙女心。
またある種、世間知らずという言葉は鈴華にとって嫌な言葉であった。
落ち込む鈴華をじっと見下ろす陸斗。
高山 陸斗「何食べたいの?」
六条 鈴華「え?」
高山 陸斗「並んでるから早く」
六条 鈴華「で、ではカレーライスを」
高山 陸斗「わかった」
陸斗は食券を買わず、カウンターの列に並んだ。
六条 鈴華(あら? 食券は・・・。 それに聞いてきたということはまさか)
高山 陸斗「ほら、カレー。 これ持って好きなとこで食べればいい」
六条 鈴華「え? あ、ありがとうございます」
盛り付けられたカレーライスをトレーにのせて運んでくる。
それを受け取り、鈴華は頬を染める。
六条 鈴華「お金は後日お返ししますね」
高山 陸斗「別にいい」
そっぽ向いた陸斗は鈴華に背を向ける。
高山 陸斗「この前のお詫び。 あとあんまり近づかないで」
高山 陸斗「女の子とはあまり関わりたくないから」
そう言ってさっさと離れていく。
その背を見つめる鈴華。
六条 鈴華(えーっと・・・女の子とは関わりたくない? 女の子・・・)
パッと表情が明るくなる。
六条 鈴華(女の子と認識されてますわ!!)
購買でパンを買っている陸斗のところへ早足で向かう。
六条 鈴華「待ってくださいな!! 一緒に食べましょう!!」
高山 陸斗「言った意味わかってない」
どこまでもポジティブについてくる鈴華に陸斗はため息をついていた。
鈴華は普通の高校生チャレンジをしようと、学食に訪れていた。
六条 鈴華(学食というものにチャレンジですわ!! カレーやうどん、食べてみたいものがたくさん)
ルンルンで歩き出すも、途中で気づいてしまう。
六条 鈴華(はっ!? 頼み方がわからない!!)
そこはポジティブ、たまたま隣に立っていた人に質問をする。
六条 鈴華「あの・・・学食はどう頼めばよいのでしょう?」
皆月 恭吾「げ、六条 鈴華」
六条 鈴華「あ、やっぱり結構ですわ」
それが恭吾だったので鈴華はあからさまに不機嫌顔になり、そっぽ向く。
皆月 恭吾「くそ、これじゃなんも出来ねー」
恭吾は焦ったようにその場から立ち去った。
六条 鈴華(えっと、皆さんお金を入れてますわね)
周りを見ながら鈴華は学び取る。
だが再び現実の壁にぶつかる。
六条 鈴華(お、お金がありませんわー!!)
ショックを受ける。
六条 鈴華(今まで人任せにしすぎましたわ。 執事なしの生活がこんなに大変だとは)
六条 鈴華(どうしましょう。 お友達もまだ出来てませんし・・・)
高山 陸斗「何してるの?」
困り果ててウロウロしていた鈴華に呆れた様子で陸斗が声をかけた。
鈴華は目を輝かせて鈴華を見上げる。
六条 鈴華「陸斗っ!! こんなところでお会い出来るなんて運命ですわね!?」
高山 陸斗「学内だし」
あくまで冷静な陸斗。
高山 陸斗「で、何してるの? 学食食べるのか?」
六条 鈴華「そのぉ・・・お金が」
高山 陸斗「お金?」
六条 鈴華(持ってないとは言いにくいですわ。 それこそ世間知らずと言われそうで・・・)
恥ずかしいところは見せられない乙女心。
またある種、世間知らずという言葉は鈴華にとって嫌な言葉であった。
落ち込む鈴華をじっと見下ろす陸斗。
高山 陸斗「何食べたいの?」
六条 鈴華「え?」
高山 陸斗「並んでるから早く」
六条 鈴華「で、ではカレーライスを」
高山 陸斗「わかった」
陸斗は食券を買わず、カウンターの列に並んだ。
六条 鈴華(あら? 食券は・・・。 それに聞いてきたということはまさか)
高山 陸斗「ほら、カレー。 これ持って好きなとこで食べればいい」
六条 鈴華「え? あ、ありがとうございます」
盛り付けられたカレーライスをトレーにのせて運んでくる。
それを受け取り、鈴華は頬を染める。
六条 鈴華「お金は後日お返ししますね」
高山 陸斗「別にいい」
そっぽ向いた陸斗は鈴華に背を向ける。
高山 陸斗「この前のお詫び。 あとあんまり近づかないで」
高山 陸斗「女の子とはあまり関わりたくないから」
そう言ってさっさと離れていく。
その背を見つめる鈴華。
六条 鈴華(えーっと・・・女の子とは関わりたくない? 女の子・・・)
パッと表情が明るくなる。
六条 鈴華(女の子と認識されてますわ!!)
購買でパンを買っている陸斗のところへ早足で向かう。
六条 鈴華「待ってくださいな!! 一緒に食べましょう!!」
高山 陸斗「言った意味わかってない」
どこまでもポジティブについてくる鈴華に陸斗はため息をついていた。