僕が青山に冷たく別れを告げた翌日から、学校で彼女を全く見かけなくなった。

どうやら、ずっと休みのようだ。

約1ヶ月経った頃、

「リナ、今日も来ないね…」

「メッセージ送った時、“風邪をこじらせてるだけだから心配しないで”って返ってきたけど…1ヶ月も風邪こじらせるわけないし。リナ、可哀想に…」

青山と仲のいい女子たちがそう話していて、彼女らは、僕を睨むように、冷たい視線を投げつけてきた。

要するに、青山が学校に来なくなった原因は、僕にあると言いたいのだろう。

自分のせいで不登校になってしまったのかと思うと、薄情な僕も、かなり心配になった。

あの日を境に、青山からはパタリとメッセージも来ない。