ん…

ここは?

どこかの部屋みたい。

手と足が縛られれてて、動けなかった。

学校にいて、昼休みトイレにいって、そこで気を失ったんだ。

気を失う前、璃子の姿が見えた。

今日学校、来てたの?

ずっと、トイレに隠れてたの?

「あ、やっと起きたー♡」

ドアを開けて璃子が、現れた。

私は璃子を睨んだ。

「そんな、睨まないでよ♡」

「ここは、どこ?」

「私たちの家よ」

「お母さん…」

「私は、もうアンタの母親じゃないんだけど?」

「そうよ。璃子のママよ」

と、2人は顔を合わせる。

世間からみたら、仲のいい親子だ。

けど、私からしたら、絶対許さない二人。

「あ、来たみたいね」

外を向いて、母親が言った。

来たって、誰が?

「アンタはここにいなよ」

二人はでていった。