「まだ一緒にいるよ」

「夏祭りで、璃子ちゃんいじめたらしいよ」

「私、男数人とホテル入って行くとこみたって聞いたよ」

今日から新学期。

新学期も、嘘の噂から始まる。

私には近寄ってこないけど、蓮也たちには近づいてくる女たち。

まぁ、完全に相手にされてないけど。

教室に着くと、何故か私達6人の席がなかった。

なんで?

廊下側の後ろの席を見ると、黒龍がニヤニヤしていた。

「アイツらの仕業か」

真が言った。

「兄貴のとこ行くぞ」

私たちは理事長室に行った。

「あ、お前らも机なかったのか?」

理事長室に入るなり、聖也君が聞いてきた。

「あぁ。お前らもってことは?」

蓮也が聞いた。

「他のクラスの白龍メンバーも、なかったみたいで、今言いに来たとこだ。まぁ、今日頼んでおいたから明日には来ると思うけど」

他の子たちにもしてるなんて。

「する事が幼稚すぎんだよ。来るなら正面から来いよな〜」

兼が言った。

「今から始業式だから、体育館いくぞ」

私達は聖也君と、体育館に向かった。

体育館につくと、白龍メンバーは後ろの方で固まっていた。

私たちもそこに行った。