「うっ…瑠依くん…っ、うぅっっ………」

「うぅっ……ねぇ……起きてよ……っ、、
るいくん……っ、、」

横たわる瑠依くんのお腹には真っ直ぐに
矢が突き刺さっていて、

そこからドバドバと溢れ出る血は床を這い、
四方八方へどんどん広がっていく。

目の前に広がる景色は
思った以上に悲惨なものだった。

「止血…っ、止血してあげようよ!」

瑠依くんに寄り添う真白ちゃんの姿に
そう声を上げたのは意外にも

澪奈ちゃんだった。

だけど…