「……っ」

目を開けると太陽が
一直線に顔にぶつかっていたので
目を細めて、視線を逸らす。

逸らした先には春くんの背中が見える。

「もう起きてたの?」

背伸びをしてポキポキと音が鳴る
肩を伸ばしながら声を掛けた。

「あ、さらちゃんっ、おはよ。
うん、あれから寝れなくて」

あくびのせいで涙が目に浮かび、
なんだかうるうるしている春くん。

あれから……