【午前2時15分〜40分頃】

「あ」
「あ」
「瑠依くんやね〜、どうも〜。」

トイレの鏡で10分ほど髪型を整えた
弥城 四葉はちょうど男子トイレから出てきた
市宮 瑠依とばったり鉢合わせた。

「ども」

瑠依はお腹の調子が悪いようで
右手で脇腹辺りを機嫌悪そうにさすっている。

「腹痛~?腹痛ん時はな、ここをー……」
「お前さー、それ、なんなの?」
「……?」
「なんなのってなんや〜?」

「わざとだろ」

「……」