紗南と一橋は、西門付近の書店へ目掛けて歩いた。



東門から南に進み、学校の校庭をぐるっと囲むように信号手前を右折。

校庭に面した道路は、街のメイン通りとなっており、片側二車線で歩道はガードレールで仕切られている。



校庭の側面に沿って歩き、学校の敷地の端まで歩くと、信号のある十字路に差し掛かる。

そこを右折すると、狭い一車線道路になっており、普段芸能科の生徒が日常的に利用している西門へと繋がる。




この一車線道路は別の大通りに繋がる抜け道として使われる事が多いが、車の頻度は比較的少ない。

そのお陰か、芸能科の生徒の車での送迎には、道路を挟んだ向かい側のパーキングがよく利用されるとか。



東門から西門までの距離は、およそ6〜7分。
目的地の書店は、西門から20メートルほど先の大通りに面したところにある。