本棚の一番下の段からスケッチブックを持って部屋に戻った。

テーブルの上にスケッチブックを置くと床に座る。

暗い部屋の中で頭に浮かぶのは瑞樹の笑顔。

テーブルに頬をつけると目を閉じた。

頬に伝わるその冷たさが、少しの間だけわたしの思考を止めてくれた。