「来夢、見送り頼んだ」
「え……」
亞梦が無実と分かり、そいつらのことを調べ始めた頃、急に宏太がそう言ってきた。
いや、いつも柊が率先して行ってるじゃねーか。
「いいから、俺ら手離せないから」
柊は俺が行くとでも言いそうなくらい不満そうだ。……本当にいいのかよ。
「ついでに謝っておきなよ」
翔太は小声で言ってきた。
「あの、いいよ。私、1人で帰れるから」
ジーッとそいつを見ると、明らかに遠慮していた。
なんで、こいつ遠慮してんだ…。いや、あんな疑ったからか…
でも、やっぱりムカッときた。
拓真はそんな俺を見て笑いを堪えていた。…あいつあとで覚えておけよ。
「おい、早くしろ。置いてくぞ」
「え、ちょっと待って…!」
さっさと歩く俺になんとか追いつこうとする亞梦。
…俺の歩幅結構でかいもんな。やっぱこういうところは女子なんだな。
「「………」」
2人で廊下を歩いてから沈黙が長い。何話せばいいんだ…?
「え……」
亞梦が無実と分かり、そいつらのことを調べ始めた頃、急に宏太がそう言ってきた。
いや、いつも柊が率先して行ってるじゃねーか。
「いいから、俺ら手離せないから」
柊は俺が行くとでも言いそうなくらい不満そうだ。……本当にいいのかよ。
「ついでに謝っておきなよ」
翔太は小声で言ってきた。
「あの、いいよ。私、1人で帰れるから」
ジーッとそいつを見ると、明らかに遠慮していた。
なんで、こいつ遠慮してんだ…。いや、あんな疑ったからか…
でも、やっぱりムカッときた。
拓真はそんな俺を見て笑いを堪えていた。…あいつあとで覚えておけよ。
「おい、早くしろ。置いてくぞ」
「え、ちょっと待って…!」
さっさと歩く俺になんとか追いつこうとする亞梦。
…俺の歩幅結構でかいもんな。やっぱこういうところは女子なんだな。
「「………」」
2人で廊下を歩いてから沈黙が長い。何話せばいいんだ…?