目を覚ますと知らないベッドの上、知らない天井。


ここ、どこ…?


服も替えられている。新しいやつだ。


キョロキョロするけれど、やっぱり見たことない部屋だ。


戸惑っていると、ドアのノック音が聞こえた。


「お客様、失礼致します」


そう言って入ってきたのは女の人だった。…本当に誰?


「起きていて大丈夫ですか?」


「え、あの……」


この人は誰?ここはどこ?私、家に帰るはずだったよね…?


どうなってるの…?慌てていたのが分かったのか、笑顔になった。


「柊様からお話は伺っております。大変だったでしょう。こちらお粥とお薬です。残してもいいので食べてください」


優しそうで綺麗な女の人だ。笑顔もかわいい。


「ありがとうございます。あの、あなたは…?」


「あぁ失礼いたしました。私はこの家の使用人です」


ペコッと綺麗なお辞儀と挨拶をした。


「こちら食べましたらお薬を。お医者様から処方されたものですのでご安心ください」