俺はずっと朝から機嫌がよかった…らしい。


まぁ、デートだし?そりゃ嬉しいじゃん?昨日のデートだって誘うのも緊張したけど。


「なぁ、今日の亞梦、変じゃね?」


「俺も思った。顔色悪かったよね?」


「あぁ」


拓真が言ったのと同じタイミングで、翔太もそう言った。


あいつ、いつもなら来夢と拓真が急に話しかけてきても、軽くかわすけどちゃんと対応する。


しかし授業中、ずっとボーッとしていた。


「そういえばさ、亞梦は?」


え?


そう思い、周りを見ると亞梦がいなかった。


「あれ?さっきまでいたのに……」


「…トイレかな?」


…亞梦の様子、変だった。顔色の悪さと足元のふらつき、頭を時折抑える仕草。


俺の考えが合っていたら…あいつ、まさか。


そう思った時には、走り出す手前だった。


「どうした?そんな慌てて」


慌ててたか…?いや、でも答えている時間すら惜しい。


早く行かなきゃ。