体育が終わって、更衣室で着替えていると偶然にも隣で着替えていたのは飯村さんだった。


話しかけたいけどいいのかな…?友達作り未経験の私にとって自分から話しかけるのがどれほど高い壁か……!


でも、ここで頑張らないと!そう思い私は、勇気を出して飯村さんに話しかけた。


「あ、あのっ」


「え?あ……灰田さん。なんですか?」


「え、えっと……」


飯村さんも、じっと見ている。


どうしよう、ここからどうすればいいの?なんて言えばいいの?


今日はいい天気ですね。とか?いや…なんか違う。聞きたいことじゃない気がする。


そこで私は、さきほどの会話の続きが気になっていたことを思い出す。


「さっき!なんて言いかけたんですか?」


「え?あ、あれは、気にしないで下さい」


そうは言っても気になるし…


「飯村さん、何か言いたそうにしていたので気になってたんです」


そう言うと、気まずそうに俯いてしまう飯村さん。


ちょっと強引すぎたかも…。