キーンコーン…


チャイムが鳴り、離れたくない……と思いながら渋々離れた。


「さんきゅ」


「ううん。もう平気?」


「あぁ」


冷静さを失わないように必死に平静を装って…と思ってはいるのに、心臓はバクバクしていてうるさい。


「またハグしよーね?」


ぼんっと顔が赤くなる亞梦。可愛すぎ…。


でも、まさか亞梦ちゃんが黒薔薇姫だったなんて思わなかった。


それでも俺は、会えてすごく嬉しいんだ。


「じゃ、行こっか」


「うん」


そして俺と亞梦ちゃんで教室へ向かうと


「あーーー!!いた!!」


来夢と拓真が飛んできた。なんというか予想どおり。


「わっ!?」


そして来夢が亞梦ちゃんに飛びつくように抱きついた。


「どこ行ってたんだよ!!教室来たらいねーし!」


「え?いつも待ち合わせとかしてないのに…なんで?」


「何言ってんの。亞梦がいないと、つまんないじゃん」


拓真もそう言って、ニッと笑った。