私の隣に、イケメンが座っている。

心のどこかで「カッコイイなぁー」と思っていた。

男子だし、背も高いし。


あ、ごめん!

私の名前は、柚希陽(ゆずき みなみ)。

高校2年生!

イケメンな男子とか男性に目がない学生。


私は、隣の男子に興味があった。

いつも1人で小説を読んでいる。


時には、図書館で本を読んでいる事が多い。


そんな彼に声をかけようとした時だ。

「柚希さん。」

「は、はい!」

ん?声が……女?

マスクをかけているから女子か男子かなんて見分けがつかない程私の隣の席には男子が座っている。


再び隣の彼が声をかけてきた。

「柚希さん。ちょっといいかな?」

私は、その隣の男子に頷く。

彼の跡をついて行く。

誰もいない場所だ。

ここに何の用だろう。