苛ついている気持ちを抑えて放課後河野先輩を教室に呼び出した。

「どうしたの?春。」

爽やかに登場した先輩。

やっぱりカッコいい。

好きだなぁ。


「あの、私、河野先輩のことが好きです。だから、私と付き合ってください。」

緊張のせいか、何を言ったのかあまり覚えていない。

でも、脈アリだからと謎に自信があった。


「うん。俺も好き。付き合おう。」

体感的に10分ほどの沈黙の後、先輩は私の言われたかった言葉を発した。







はずだった。