淳之介さんのマンションに居候を初めて2か月。
登生も私もすっかりここの生活に馴染んでしまった。
「ねえ、なんでボスのおさらにはトマトがないの?」
「え?」
普段と変わらない朝食の時間。
卵とソーセージを焼いてレタスでサラダを作り、冷蔵庫に2つだけ残っていたミニトマトを私と登生のお皿に乗せた。
わざと避けたわけではないけれど、トマトが嫌いな淳之介さんにわざわざ付けるのはと思ったのも事実。
「残りがそれだけだったのよ」
「じゃあ、ぼくのをあげる」
「いいから登生が食べなさい」
「でも・・・」
シュンとしてしまった登生。
「わかった、私のを半分こするわ。それでいいでしょ?」
「うん」
私のお皿に乗っていたミニトマトを半分に切って淳之介さんのお皿に乗せる。
嫌いなトマトを乗せられた淳之介さんは複雑な顔をしているけれど、登生の手前好き嫌いをすることもできず黙っている。
フフフ。
かわいい。
こんな普通の日常を本当に幸せだと思う。
登生も私もすっかりここの生活に馴染んでしまった。
「ねえ、なんでボスのおさらにはトマトがないの?」
「え?」
普段と変わらない朝食の時間。
卵とソーセージを焼いてレタスでサラダを作り、冷蔵庫に2つだけ残っていたミニトマトを私と登生のお皿に乗せた。
わざと避けたわけではないけれど、トマトが嫌いな淳之介さんにわざわざ付けるのはと思ったのも事実。
「残りがそれだけだったのよ」
「じゃあ、ぼくのをあげる」
「いいから登生が食べなさい」
「でも・・・」
シュンとしてしまった登生。
「わかった、私のを半分こするわ。それでいいでしょ?」
「うん」
私のお皿に乗っていたミニトマトを半分に切って淳之介さんのお皿に乗せる。
嫌いなトマトを乗せられた淳之介さんは複雑な顔をしているけれど、登生の手前好き嫌いをすることもできず黙っている。
フフフ。
かわいい。
こんな普通の日常を本当に幸せだと思う。