「___キミ。知らない子だね。
迷い混んじゃったのかな?」
「いいえ。そんなんじゃ」
「分かってるよ。美蘭の友達だよね?
名前は……」
「雪乃原……です。お邪魔しています」
「そう。可愛い名前だね(笑)
俺の名前は、羽咋龍一。よろしくね」
「おい。そこで、何している。りゅう」
そこには、美蘭が龍一を睨んで立っていた。
「美蘭。ダメだろ?こんな可愛い子を1人にして。俺みたいな男に狙われるよ?」
「余計なお世話だ」
美蘭は、私を見た。
「原。行くぞ」
「うん」
私は、美蘭とその場から立ち去った。
その後ろ姿を龍一は見つめた。
立派になったな、美蘭。