宇佐等(うさら)side
黒屋骸園高校(くろやがいえんこうこう)。
黒骸には、ヤバい奴らの棟がある。
その中の〝天骸〟が酷い。
前にも言っただろうか。
俺はその中でも頭(かしら)をしている。
何ヶ月前にルキが居るバラ学園のバラッチに殺られた。
だが、前の俺ら達とは格が違う。
〈天骸〉
「____おい!聞いたか、宇佐等」
「うっせえな!なんだよ」
メンツの1人、メリラが言う。
メッシュの赤毛の人。
「話聞いたんだけどよ」
「あぁ」
「ブラット✞バラ学園のルキが居ないんだと」
「・・・はぁ?それ、まじで言っているのか」
「嘘じゃねえよ。確か、バラ学は月事にイベントがある。その9月、ハロウィンイベントの最中に原と一緒に姿を消したんだと」
「ふーん、なら今なら乗り出せるっていうのか」
「あ、」
「ん?」
「いや」
「そうと決まれば、キメト。行くよな」
「・・・・」
俺は、居ても立っても居られず、天骸全員を連れてバラ学園へと向かった。
〈バラ学園〉
空中・・・。
「ん?」
女が3人?この学園も落ちたものだな。
そう思っているのは今のうちだった。