「……」


「……」


「……」


「……」



ただいま、大変なことになっています。



日が暮れかけている夕方。


カフェの個室で、4人。


男3人の間には、なんとも言えないピリピリとした雰囲気が漂っている。


「あ、あの……何か注文しまーーーーー」


「お前は黙ってろ」


「はい……」


気を紛らわそうと、話題を提示してみたものの……。


ぴしゃりとカヤに怒られてしまった。


「で、俺は話すことなんてねーけど」


「俺たちはあるけど」


目の前の席には、顔の整ったお2人。


まるでテレビに出てそうなくらいのイケメンさんだ。


「早く終わらせろよ」


カヤはキャップを取って机に置いた。


と同時に、サラサラした髪の毛が姿を表す。


「椿……お前、何してんの」


右側に座る、垂れ目が特徴的な人が言い出した。