その後すごく落ち込んで泣いていて……。

その時の恋々愛と今の恋々愛を重ねて、恋々愛には悪いけど微笑ましく思ってしまう自分がいる。

懐かしい……。

「その恋々愛ちゃんが涼を叩く瞬間見たかったぁ」

「ねー! 絶対爽快だよね!」

「お前らなぁ……」

呆れ半分、イラつき半分で風磨と凛音を睨みつける涼。

この構図も中学校の頃からずっと変わらないな。

「むしろ俺が恋々愛ちゃんに叩かれたい」

「あ、なんかそれ分かるかも」

「ドMどもめ」

「いや恋々愛ちゃん限定だから」

構図は変わらずとも、話の内容はあの頃と変わっていて。