もしも、あなたの周りで、いじめられて苦しんでいる人がいたら、あなたはどうしますか?優しく話しかけますか?それとも、あんまり近づかずに遠くからそっと見守りますか?
 逆に、いじめられたら、あなたはどうしますか?無視出来ますか?粘れますか?それとも、逃げますか?
 誰もがいじめはいけないことは、わかっているはずです。それこそ学校の道徳の時間であったり、そのことを深く考える機会もたくさんあるでしょう。しかし、あなたの周りには本当にいじめはありませんか?あなたが今この文章を読んでいる間にあなたが見えないところで既に、いじめは、起こっているかも知れません。あるいは、起ころうといているかも知れません。いじめたつもりは無くても、気づいていないだけでその人の心に傷をつけてしまっているかも知れません。
 でも、何か困ってたことがあったら、誰かに相談すれば、解決できたり、その傷が和らいだり、そうやって、共に助け合っていく。このことも常識的なこと。友達だったり、先生だったり、家族だったり、それぞれ話しやすい人に話すでしょう。
 この話は、そんな当たり前のことが出来なくて、死を何度も望んだある女の子の話。あなたなら、どこまで優しくなれますか?寄り添うことが出来ますか?そして、この話を読んであなたは、本当に人をいじめることが出来ますか?