「玲夜!!!!!!」





バッと起き上がると自分の部屋にいた






そして誰かが階段を駆け上がってくる音





「美夢!」




「青空くん、、、」




手を伸ばすと優しく抱きしめてくれる





「玲夜が、みんなが死んじゃう。助けに行かないと、、、」


「大丈夫、大丈夫だから。みんな今は龍音の倉庫にいるから」


「でも、私を助けてくれた玲夜が刺されて、、」


「美夢落ち着いて。それは夢だよ」







夢?







そっか、、、







夢か、、、






「よかった、、、」



「うん。大丈夫だからね。なにか飲む?」


「ココア飲みたい」


「ん。待ってて」




頭を撫でてから部屋を出ていく青空くん





ふと自分の服装を見ると制服のままだった




ワイシャツのボタンが閉められている




それに胸の締めつけもある




誰かが付けてくれた??






「お待たせ。はいどうぞ」


「ありがとう。ねぇ私のワイシャツって誰かが閉めてくれたの?」


「ワイシャツ?あぁ結華じゃないかな」




そっか、結華たちも来てくれてたんだ





「みんなに迷惑かけちゃったな、、」


「誰も迷惑だなんて思ってないよ」


「でも、みんなに謝らなきゃ」


「みんなはありがとうって言ってほしいと思うよ」




優しい笑顔でそう言ってくれる青空くん