"君達はバカだね。
    だけどーー知ってしまったなら尚更、ココからは出させないーー
永遠に、ココから出れず
君達は、死んでゆくんだーー"


スピーカーから笑い声が聞こえてきた。

不愉快な、機械まじりの声。


姿すら、わからないその主はきっとスマイルさんであろう。

この建物の中のどこかに、スマイルさんはいる。


スマイル株式会社さえ、ほんとにあるかないか、わからないぐらいである。