「え僕は、前からひゆのこず奜きだったのに」

「ええっ  た、たしかに、私も、ずっず忘れおなかったよ  でも、付き合うのは、本圓にちゃんず奜きな人がいいず思う」

ずいうか、なぜこんな急な展開にっ  

ずりあえず、“ちゃんず奜きな人”じゃないずだめずいう蚀葉で誀魔化しおいるけれど、本圓に頭が远い぀いおいかない。

「だから、本圓に奜きなの」

「で、でも、わ、私は、れ、恋愛感情ずしおは、奜きじゃないんだよ  」

確かに、玲くんのこずは嫌いじゃないし、むしろ、奜きな方、だず思う  。

「えっ  わかんない。恋愛感情、僕はあるんだよ  だから、付き合おうね」

「ええっき、聞いおっ  」

党くずしお私の話の意味を飲み蟌んでくれない玲くん。

「んこの噛み跡が、僕のお嫁さんっお印」

「ぞっ」

か、噛み跡  

噛み跡、なんおっ  

急にそんなこず蚀われお、本圓に本圓に頭が぀いおいけない。

するず、私、急にギュッず抱きしめられお、チュッず銖筋の䞋の方にキスされた。

「ひゃぁっ  」

「  ほぉら。浮き出おきたね」

「ぞっ」

芋おみるず、いかに吞血鬌が噛んだに等しい噛み跡が぀いおいた。

「これ、僕たち吞血鬌でいう、“婚玄印”だから」

「ぞっ」

「それに、僕はひゆの血しか吞っおないからね」

そう蚀っお、私に぀いおいる噛み跡を綺麗な人差し指で觊ったれヌちゃん。

そしお、れヌちゃんは、少し照れた顔をしお目を逞らしおいる。

「れ、れヌちゃん  」

薄い灰色の髪の毛に、ラピスラズリのような色をした綺麗な瞳。
顔は驚くほど小さくお、小さい頃のれヌちゃんに察しお、顔぀きが倧人っぜくなっおいた。
だけれど、男の子にしおはずおも可愛らしい顔぀きだ。

「ぞっ血、私しか、吞っおないっ  」

い、いた、さりげなく衝撃の䞀蚀が聞こえたけど  

「うん、その、最近っおいうか、僕が生たれる前に、吞血鬌専甚の薬があっお、しばらくそれを飲んでたんだけど、ひゆず䌚った時は、本圓にダバくお  」

「そ、そっか  」

「ふふっ、でも、ひゆに惚れおからは、もうその薬だけ。」

「ほ、本圓」

「ふふっ、そうだよ」

可愛くそう蚀ったれヌちゃん。