私は今でも、あのときのことを憶えている。


初めて貴方に出逢った日。

あの約束を交わした日。

私の前からいなくなってしまった日。


あのときのことを想うと、未だに孤独と絶望に胸を締めつけられそうになるけれど、今度はきっと大丈夫。


春も夏も秋も冬も、ずっと貴方の傍で笑っていられる。


だから小指を差し出して、また同じ約束をしよう。



希望に満ちた、あの約束を。