「はーい、期末の結果一覧配るぞー」


教卓の前で道夫先生に手渡された結果表には、全科目の個人点数、学年平均、学年順位が書かれている。

私は両手でそれを持って、ひとつずつ平均と照らしあわせて、よし、よし、よし、と呟く。


すべての科目で平均を保てた!ばんざい!


今回は足を怪我してバイトを休ませてもらったりしたから、普段より勉強する時間はたくさんあった。


かわりにバイトに入ってくれた新くんの点数が悪かったりしたら、ちょっと罪悪感だなあ。

そう思ってそろり、隣の新くんを見たら、例によって頬杖をつき私を観察していた。


結果どうだった? 声をかけるより前に、ハッと鼻で笑われてしまう。


……見たの!? 私の結果見たの?


両手で持っている紙をくしゃ、として新くんを睨んだらチャイムが鳴った。