危ないからいらねって言ったのに、カッパを着た南は俺の後ろに乗って必死に傘をかざしてくる。


カッパ越しの南の感触を背中にうけながら、保健室で俺を見つめた真っ赤な顔を思い出していた。


つーかこいつは、ふさぐって言ってんのになんで拒否しないわけ?


最近の南は俺にいじりまわされるたびに、真っ赤になって今ドキドキしてますって顔するし。

それがいちいちかわいいから、俺もついついタガが外れるし。


南って、まさかまじで本気のドMか?


つーかあのまま俺にまたふさがれたら、また噛みつくつもりだったわけ?



そんなん手遅れなんだけど。


ああ、こんな感じで中村?にもいいうようにされてたのかもな。


爽やか爽やか言うけど、この歳で精根爽やかな男なんてファンタジーだからな。


幸也の本性にも一切気づかないし。