ルリアが参加していないパーティなどで、噂をレイが否定して回っていることを父に聞き知るルリア。もしかして嫌われているのではないのかもしれないと思う。
パーティから帰ったレイの元へ行き、直接尋ねると、「どのような態度を取るべきか決めかねている」というようなことを言われる。同じ気持ちだと伝えるルリア。距離が縮まる。
しかし男の部屋にこんな時間に尋ねてくるのはよくない、と諭される。家族なのに、と思うものの、真剣なその瞳に、前世でよく見た色を見つけたような気がして、反論できない。
無理に酒を飲まされたらしく、少し酔っているレイに「おやすみのキス」をねだられ、前世の義弟を思い出す。キスはできないが、眠るまでついていてあげることに。眠るレイのあどけなさに、この子もこの生活に慣れようと必死なんだと改めて思う。