幼馴染の爽斗(さやと)くんは、あたしのことを目に入れた瞬間、いじわるなことばかり言う。



『根暗は家で待ってろ。莉愛がいると盛り下がる』


これはクラスの友達と約束した花火大会の日、その輪から追い出された時に言われた言葉。



『おめでとう。よかったね』



これは第一志望の女子高に落ちたときに言われた言葉。