北宮つばき、高校生です。女子校です。彼氏募集中です。



好きなものは身も心も美形の人間。



女の子も可愛くて好き。



ってちがあああああう!



何言ってんだ私は!気持ち悪いも程があるわ!



好きなのは間違いないけどね!…と学校からの下校中、気持ち悪いことを考えている私ですが、



もっと気持ち悪いことになってるんだよねえ。



背後に立つ人間の温度。手だと思われるものが私の体を触っている。



ガタンゴトン



といつものように揺れる電車の中で太ももに
生ぬるい温度がはっていく。



痴漢ですかあ。ああ私もとうとう痴漢デビュー…



…うん、こういう時、どうするんだっけ。



そんな自問自答している間に、温度はお尻に伝染る。



「っ……」



気持ち悪い、誰か助けてっ



私を触るなんて趣味悪っ、気色悪っ、吐き気がするっ



ちょい、じいさーん!私触ってもなんにもなりませんよお



………ガチでそろそろやめてくんないかな。



もう五分ほどずっとなんですけど。



やめないんだったら、殴り倒す?