想いを伝えあった日から数日。


私と大翔に進展は何もない。

それどころか、次の日にも拍子抜けするほど普通の大翔がいて。


日にちが経つにつれて、あの出来事は夢だったんじゃないかと思い始めていた。


そんなときに起きた事件。

私の頭は、真っ白になった。


それは、雨降りの日だった。