あれから柊のお母さんが休みの日に来てくれて、夕食などの作り置きもたくさん作ってくれた。

ママのお世話も休みの度に看病してくれた。

その代わり、柊が勉強も兼ねて、学校後にパパの会社に手伝いに行ったり・・・

パパも喜んでいた。

柊のお父さんも元君とお母さんが来てくれてる日はこっちで夕食を食べに来たりとしていた。

だからママも回復して安静も早くとけた。

両家のパパ同士集まれば、飲んだり、柊の事で話が絶えなかった。

そして、柊の入学試験の前日、両家が我が家に集まった。

とは言ってもお兄さんはいないんだけど・・・。

「ほら、葉月も手伝って」

「うん、ママ、お母さん」