勇者と皇女は皇都では勿論、世界中の民の憧れだ。

世界を滅ぼそうとしていた魔族の王を打ち破り、魔王に苦しめられていた惑星王、そして皇女を救いし、世界に安寧をもたらした英雄である勇者。

そして創世記において、この星を創り賜うた神木ユグドラシェルが、自分の意思を伝える者として生み出した最初の人族の末裔である皇女。

神木の守り人、精霊族に祝福された『神の威を代る者』、現人神としてこの星に君臨する尊き者。

2人は10年ほど行方が分からず、世界中の人々が心配したものだが、それも魔族との講和条約を結ぶ為の知恵を求め、身分を隠して他の惑星を旅していた為だという。

既に御子も2人誕生しており、帰還の際には世界中が歓喜に湧いたという。

以上、親御様の作品より許可なく抜粋。

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