「では改めて会議を始める」 璃玖の言葉で狐軍の会議が始まった 私の手元には資料が置かれていた 私はその資料に目を通す 【鬼軍】と書かれた資料と 【狸軍】と書かれた資料がある 「要するに狐軍を襲ってきているのは 鬼(オニ)軍と狸(タヌキ)軍ってこと?」 私は横に座っている柊にそう聞いた 「あぁそうだ。 だが特にひどいやり方をするのは狸軍の方だ。 狸達は国王になることに 相当執着しているようだ」 と、そう答えてくれた