陰陽師の世界でタッグを組むと言うことは
お互いがお互いに生命をも預け、 生涯を通して共に戦っていくパートナーを意味するのだから。
私があんな変態ドエス野郎と?
タッグを組む?
ありえないでしょ。
「なに、タッグと言っても闘う時だけだ。
学校では他人のふりをしてくれても構わないよ。」
いやいやおじい様…そういうことを言っているのじゃないんですよ…
突然のことに私はなにも言えなかった
「しかし…」
ふと我に返り、反抗しようとするが
「葵。これは一ノ瀬の当主の命令だ。
歯向かうことは許さない。」
「それにもう、高田家との話はついている。
お前が何を言ったところで何も変わらない。
すまんな。」
私にとって地獄の言葉。
祖父はそれはいとも簡単に言い放ったのだ。

