だんだん、彼の顔が近づいてくる 鼻と鼻が触れ、息をすることさえも忘れていた私 キスされる… そう思いギュッと目を瞑った …だがいつまで経ってもキスされる様子はない ゆっくりと目を開けると そこには意地悪な顔をした彼がいた そして 「なぁ、お前…一ノ瀬の人間だろ?」 そんな事を言い放った 凍りつく。息もできない なに…この人は一ノ瀬家を知ってる…? パニック… そんな言葉が今の私にはぴったりだ