今、俺の腕の中には可愛い彼女がいる。 彼女の身体を優しく包み込むように抱きしめ、両腕は彼女の背中に回し、身体を密着させている。 「せ、せんぱい…!」 「…ん?」 「あ、あの…!恥ずかしい…です」 彼女は顔を赤らめ、恥ずかしいのか下を向いている。 それもそうだろう。今、彼女は俺の膝の上に跨(またが)る形で座り、向かい合っているのだから。