昨日はあれから、あたしと隼人のお父さんも合流してさらに盛り上がり。
お父さんはここぞとばかりにお酒を飲んで酔っ払い、あたしたちはそれに付き合わされて。
家に戻ったのは11時過ぎだった。
そのあと投球練習すると言った隼人には、もう尊敬しかない。
遅くまで騒いでいたせいか、夢を見た記憶もなく、ぐっすり眠れて目覚めも良かった。
おかげで今日は、朝に余裕があった。
「行ってきまーす!」
あたしが元気よく玄関をでると。
───ガチャ。
目の前の玄関も同時に開く。
えっ……。
「おっす!」
出てきたのは、凌空。