「もう飽きた。別れて」



煙草をふかしながら、半裸の女は淡々と顔色一つ変えずに着衣を整える



状況を飲み込めないのか、男はポカンと口を開けて女をみていた



「‥そうゆうことだから、じゃぁね」



女は鞄を手にとり、部屋を出た



夏の日差しが照り付ける



眩しくて目を細めた



小さく溜め息をついて、鞄から携帯を取り出す



「今から学校いくから迎えきてよ」


「まじ?わかった!今どこいんの?」



場所を伝え、その場にしゃがみ込む



しばらくすると、うるさいバイクの音が聞こえてきた