【潤side】


1週間に1度の集まりを終え、急いで委員会に向かった僕。


屋上から1番離れている図書室に足早に向かうと、

なんとか間に合った。


僕は図書委員だ。


もともとこの空間が好きなこともあったし、

本を読むのも好きだからこの委員会にした。


楽そうに見えて

意外と忙しい図書委員の仕事が僕は割と好きだった。


指示された仕事をこなしていくと、時間は1時間も経っていて


代表が時計を見て終了の声を出した。


「じゃあ帰っていですよ~」


夕方5時半。

もう日は落ちてきていた。