「久しぶりにお姉ちゃんの肉じゃが見る…。」


梨湖はそう言って一口食べる。


「変わらない味…。おいしい…」


梨湖がそう言うとあちこちから「うォォ!!姫の肉じゃがうめぇ!!」


「料理うまっ!!」「うめぇ…」


「てめぇら…食いすぎだ!!」


一翔がお皿いっぱいに肉じゃがを盛り言う。


「お前が食べ過ぎじゃぼけぇ!!」


ちなみに…周りが変わり梨華も変わった。梨華は口が悪くなりました。


「梨華ぁ…だってうめぇんだもん。」


「はぁ…分けってって言ったじゃん。
もう一翔は食べちゃダメ。それで終わり。あとはみんなで食べていいよ。」


梨華はタッパを一翔から奪い取り皆に渡す。


「ちぇ…」


〝ガチャン〝


急に倉庫が開いた。


「梨華、梨湖迎えに来たよ。」


そこには浩輔の姿があった。


浩輔、梨華と梨湖の父親であり、虐待をしていた張本人。


「おぉ…今からてめぇのところに行こうと思ってたとこだ。
省けて感謝するぜ?」


一翔は肉じゃがを食べながら言う。


「お前は…蓮城のとこの息子か。」


浩輔は笑いいう。


「だからなんだよ。」